LE DENIM BLOUSON

LE DENIM BLOUSON

“ジージャン”と聞いて多くの人が思い描くのは、70505、通称フォースと呼ばれる形だろう。リーバイスの長い歴史の中で、デニムジャケットは大きく四つの時代に区分される。フォースは最後期である種の完成形と言える。流通量も多く、最も長く生産・販売されているまさしくベーシックなアイテム。そんな一着を元に、LEのデニムジャケットを制作した。

LE DENIM BLOUSONの写真
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70505はスマートな人がジャストサイズで着るとハマる。自分には微妙に合わないように感じていた。そこで、LEらしくスタンダードとワイドでシルエットを選べるように。身幅だけではなく、全体的にパターンを微調整している。(これはつまり、生産工程に2倍の手間がかかるということでもある)サイズはそれぞれ1と2の展開で、さまざまな体型の人に似合うものが完成した。パターンを手がけるのは、デニムといえば右に出るものはいない、STABILIZER GNZの矢實 朋氏。

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ディテールへのこだわりは計り知れない。ヴィンテージの糸を研究し、糸の芯から染色を行って色落ち時のアタリの出方にこだわった。岡山県のKONE社の生地を使用し、快適とは言えないほどタフな当時の素材感を追い求めた。

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ボタンや赤タグもLE仕様。80~90年代アメリカの大量生産、効率化の背景で生まれた”粗悪さ”を丁寧に再現するという奇妙なプロセスを踏んだ。毛焼きや縮み防止加工、ほつれた紐の処理も行わない。その不安定さを、現代の洗練された生産背景で形にすることで、これまで存在しない、けれど必然的なデニムジャケットが仕上がった。

LE DENIM BLOUSONの写真
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シュリンクトゥフィットはデニムの醍醐味だけれど、それにしても大胆に縮む。店頭にはウォッシュ済みの製品を置いているので、ぜひ購入前に試してみてほしい。


Credits LE DENIM BLOUSON ¥36,000+tax
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