LE Padded BZ
まだ公になっていないけれど、LEは来年新しい展開を控えている。その助走になるようなアイテムが、この中綿ブルゾン。クラシックなウェアを参照しながら現代的な使いやすさやシルエットを付加していくという考え方は中心に据えつつ、「物の役目」や「機能のアウトライン」を元に、0からではなく、0.1から10を作り上げるように構築していったのがこのブルゾン。
アウトドアブランドの有名なダウンジャケットの役目・佇まいを元に、都市生活に適した要素を一つ一つ丁寧に選ぶ。ダウンよりもケアの簡単なサーモライト。外気と室内の温度差とうまく付き合うための最適な暖かさ、ダブルジップなどの仕様。気持ちいいシルエットを作るための裾のドローコード。動きやすく美しい肩の傾斜。こだわったポイントは枚挙にいとまがない。特に苦戦したのは、中綿の分量感。
シート状になった内容物は、ダウンのような3Dのボリュームを出すのが難しい。美しいシルエットを実現するため、内部構造を何度も微調整してテストを重ねた。色は黒一色。ファッションの奥の細道を探求・踏破してきた金子恵治を始めとしたレショップチームが太鼓判を押す、コンフォータブルで便利な冬のアウター。一度袖を通せば、どう転んでも「使える」ということが伝わります。
Credits LE Padded BZ ¥54,000 +tax